もともと無名の僕が2冊めの単著にまで辿り着けたのは

もともと無名の僕が2冊めの単著にまで辿り着けたのは

無名の僕ですが、まもなく2冊めの単著が出版されます。でも、無名なのになぜそこまでたどり着くことができたのか?それは発信を続けることだ、ということについてお話をします。

目次

無名でも2冊めを出版できた理由

もともと無名の僕ですが、というか、いまもほぼほぼ無名の僕ですが、まもなく2冊めの単著が出版されます。発売予定日は、2025年1月20日ごろです。

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いきなり宣伝かいっ!と、おもわれたかもしれませんが。出版をするとなれば宣伝もします。ただそれはそれとして、無名の僕が2冊めの単著にまで辿り着けたのってスゴくないですか?僕自身は、我が事ながらスゴいことだとおもっています。

もっとも、「僕って偉い」という意味でのスゴさではなくて、僕に限らず、「無名の人にも出版のチャンスはある」という意味でのスゴさです。だから、きょうはそのあたりをお話ししてみることにします。無名の僕が2冊めの単著にまで辿り着けたのはなぜなのか?

もったいぶってもしかたがないので、先に結論は言っておきます。ずばり、「発信を続けること」です。それも、ハタから見たら「狂気」のレベルで続けること。他の方のことは知りませんが、僕のことでいえばコレに尽きます。

つまり、狂気のレベルで発信を続けてきたからこそ、2冊めの単著が出版されるに至った。そして、これから先も発信は続けるつもりなので、だとすれば3冊め以降のチャンスだってあるものと信じてもいます。

狂気のレベルで発信をするとは?

と聞いて、狂気のレベルって何?狂気だなんてタイヘンなんじゃないの?と、おもわれたかもしれません。それは当然にタイヘンです。そんなカンタンに出版ができるのであれば、誰も苦労はしません。苦労の種類はそれぞれでしょうが、僕の場合にはそれが「発信」だったということです。

では、狂気のレベルで発信するとは?

毎日休まずに発信を続けることです。勘違いのないように申し添えますが、毎日休まずに発信することを万人におすすめする意図はありません。あくまで、「僕の場合はそうだった」という実体験をお話ししているだけです。誰かの参考になれば、誰かのきっかけになればとの意図で。

前置きが長くなりました。狂気のレベルで発信するとは、毎日休まず発信を続けることだといいました。文字どおりの「休まず」です。僕は1年365日、これまでの8年半くらいは毎日ブログを更新し続けています。少なくとも、10年前の僕がこれを見たら「狂気の沙汰」だとおもうでしょう。

ちなみに、1記事は2,500字から3,000字くらいであり、それほどあっさりとしたものではありません。もちろん文量が多ければいいわけでもなく、それでも「片手間にちょっと書いてみた」というブログではないことをお伝えするために、1つの目安として文量を持ち出してみました。

あとはなんだかんだと、メルマガを毎日配信していたり、音声配信も毎日するようになったり。文字量に換算すると、毎日9,000字〜10,000字くらいかとおもいます。くどいようですが、それを毎日欠かさずです。なお、その発信だけが僕の仕事のすべてではなく、いちぶに過ぎません。

共著の機会をいただけてなければ

少し時間を遡ります。僕がブログをはじめたのが、2016年4月です。それから1年半ほどたったところで、僕がブログをはじめたきっかけでもある井ノ上陽一さんから、共著のお声がけをいただきました。とてもうれしかったことを、よく覚えています。

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お声がけをいただけた理由のなかには、すべてではないにせよ「発信を続けている」ことがあったはずです。なんだかんだいっても発信を続けられる人は少数派ですから、そのなかでも発信を続けていたことが、共著の機会をいただくのに繋がったものと考えています。

そして、共著の出版を通じて、僕の存在をそれまで以上に多くの方々に知っていただくことができました。実際に「本を読んで、お会いしたい」とのメッセージをいただき、お会いしたこともあります。出版のチカラとは大きなものです。僕ひとりでは到底届かない場所にまで、届けたいものを届けられるチカラがあります。

その後、1冊めの単著の機会をいただいたのは、共著の出版から4年ほどあとのことです。このあいだも相変わらず、狂気のレベルで発信を続けてきました。そのようすをご覧いただいていた方々のご推薦をいただけたことが、1冊めの単著にいたった一番の理由でしょう。2022年に、出版社の方からお声がけをいただきました。

共著の出版からは4年。長くはありましたが、発信を続けられた理由のなかには、「続けていれば、いずれ単著の機会だってあるはず」との思いもあったわけで。共著の機会をいただけていなければ、単著の機会もなかったのではないかとも考えるところです。

運をつかむにも努力があってこそ

共著の機会をいただけたのは、発信を続けていたからだといいましたが、運だって多分にあったでしょう。そもそも、僕が井ノ上陽一さんを知ったのも運です。本屋でたまたま著書を見つけたのです。でも、毎日発信を続けるという努力がなければ、その運が花開くこともなかったといえます。だから僕は、運をつかむにも努力があってこそだとおもうのです。

念願だった単著の出版後も、僕は毎日発信を続けています。いまはまた発信量も増えて、その点ではいっそう努力を重ねてきました。これは自画自賛ではなく、自負です。そして、ひとよりも努力をしなければ何もかなえることはできないという引け目です。だから、僕は発信を続けています。

そう考えると、発信を継続するというのもカッコのよいものではありません。地道で泥臭く、底にある原動力は劣等感であったりもします。でも、なにはともあれ発信を続けていたことで、2冊めの単著の機会も巡ってきました。

2冊めの単著の前提には、1冊めの売れ行きもあったことでしょう。幸いなことに、1冊めはご好評をいただき、先日は2度めとなる重版も決定しました。

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これもまた「ただ幸い」というわけでもありません。僕は僕にできる限り、日々の発信を通じて、本書をおすすめもしてきました。

宣伝といわれればそれまでですが、本書は僕が執筆時点で可能な限りを詰め込んだ1冊であり、おすすめをするだけの自信もあります。読者は税理士だけではなく、社長にもお役立ていただける自信がありました。だから、発信を通じて広くおすすめし続けましたし、それが重版に繋がった一因と考えています。

やはり、日々の発信・日々の努力なくして、2冊めの単著はなかったということです。無名の僕が2冊めの単著にまで辿り着けたのはなぜなのか?結論は冒頭でも言ったとおり、「発信を続けること」。僕にとってはコレに尽きます。

ブログをやめることなく続けるにはどうしたら…?ということについては、以前、kindleで出版をしています。よろしければ、ご参考にどうぞ。

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この記事を書いた人

1975年生まれ、横浜在住。税理士、発信者、習慣家。2016年に独立以来、きょうまでブログは毎日更新中。近年は、銀行融資支援を得意な仕事にしている。借りれるうちに借りれるだけ借りよ、が口グセ
現在は1日1万歩以上、ひと月150kmほど走る。趣味は、コーヒーとサウナ、読書、散歩、アニメ。スタバでMacがマジカッコいい!と思い続けてる
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