金の亀|一生分の生姜を喰らえるサウナ

金の亀|一生分の生姜を喰らえるサウナ

東京都・港区にある「生姜サウナ 金の亀」に行ってきましたのでレポートです。サウナ中からサウナ後まで、最終的には一生分の生姜を喰らう新体験サウナとなっております。

目次

一生分の生姜を喰らう新体験

3日にいちどのペースで通うくらいにはサウナ好きの僕です。先日、東京都・港区にある「生姜サウナ 金の亀」を初訪問したのでレポートします。生姜サウナって何?と気になっていたわけですが、ようやくそのナゾが解けました。

生姜、生姜、生姜、生姜…これでもかというまでに生姜のオンパレード。最終的には、一生分の生姜を喰らう新体験サウナとなっております。生姜は大っ嫌い!という方にはムリですが、そうでない方はぜひ、いちどは体験してみる価値があるサウナ施設だと感じました。

で、お店の外観がこちらになります。

生姜サウナ 金の亀・外観

左手に「金の亀」、右手には「しょうが焼き バカ」なる飲食店。そうなんです、金の亀は生姜焼き定食専門店がつくったサウナなのですね。これにより、サ活(サウナ活動)中も生姜づくし、サ活後のサ飯(サウナご飯)もサウナづくしが実現します。

料金プランは、「60分・1,800円(消費税込)〜」でいろいろありますが、おすすめは「サウナ+サ飯 コース」です。サウナ利用だけのプランとは別に、前述の生姜焼き専門店での食事が付いたプランがあるのですね。

この日、僕が選んだのは「90分サウナ+サ飯付きコース 3,300円(消費税込) 」。安くはありませんが、サ飯が付いてのお値段なので高すぎることはないでしょう。

何より、そのサ飯の生姜焼きが素晴らしいうえに(後述)、通常1,350円のところ実質800円となるのがサ飯付きのコースなので、金の亀に行くのであれば、サウナだけではなくサ飯もあわせて体験されることを強く強くおすめしておきます。

つまり、金の亀はサ飯の生姜焼きを食べてはじめて完成する、といっても過言ではありません。

と、前置きが長くなってきましたので、そろそろ本題。詳しいレポートをはじめていきましょう。

生姜サウナ 金の亀のレポート

サ室(サウナ室)、水風呂、休憩スペースそれぞれについて、金の亀のようすをレポートします。とにかく、総じて生姜づくしです。それがウリです。そのあたりお伝えします。

画像付きでご紹介できればよいのですが、サウナ・浴室で勝手に撮影をはじめると警察案件になってしまいますので、画像は金の亀のWEBサイトにてご覧ください。というわけで、ほぼ文字情報でのレポートになりますが、うまく伝えられるようにがんばってお話をしていきます。

サ室|生姜ロウリュというパワーワード

まずはサ室(サウナ室)から。お部屋は1つです。全3段、15人くらいはゆったり座れる広さがあります(定員は21名らしい)。入室した瞬間は「ずいぶんカラッとしているな(湿度が低い)」という感覚がありました。

ですが、毎時15分・45分にはオートロウリュがあり、毎時00分・30分にはスタッフロウリュもあります。よって、湿度の供給は頻繁なのですがカラッと感じるのは、換気がスムーズなのかもしれません。という、僕の気のせいや勘違いだったらすみません。先に謝っておきます。

室内の照度はだいぶ暗めであり、テレビもなくて黙浴ということで、たいへん落ち着きます。瞑想好きの僕にはぴったりタイプのサ室です。また、この日(平日の9時半〜11時まで滞在)は、施設全体での利用者が5名くらいと空き空きでした。

たまたまなのか、平日はいつもこうなのか。少し心配になる空き具合ではあるものの(←余計なお世話)、ときには「貸し切り状態」となるサ室はなんともぜいたくです。

そして、何といってもお待ちかねはスタッフロウリュ。毎時00分・30分にはそれぞれ、焼き生姜ロウリュと、生生姜ロウリュがあります。両方体験してみたところ、明確な違い有りです。焼き生姜ロウリュはスモーキーで、食べる生姜焼きそのもの(笑)いっぽうの生生姜ロウリュのほうはフレッシュで、みずみずしい生姜の香りでいっぱいになります。

そんな生姜ロウリュを浴びることにより発汗作用も高まり、ついには滝汗となるのです。室温も100℃前後とアチアチなのも僕好み。なお、サ室の壁面などには岩塩ブロックが埋め込んであり、岩塩に含まれるミネラル成分によって、さらに発汗が促されるらしいです。すばらしい。

水風呂|大量の生姜が水面に浮かぶ絵力

サ室に続いては、水風呂です。大量の生姜がアミアミの袋に入れられ、それが水面に浮かんでおります。絵力が強い。ところで、前述の生姜ロウリュもそうですが、金の亀で使われている生姜は「日本一の清流ともされる高知県日高村」でつくられているこだわりの生姜とのこと。

そういった「ストーリー」を聞くと、プラセボ効果もはたらいて、より効果を感じやすくなるのがヒトというものです。僕もまた、「これは、カラダによいに違いない!」と確信を強めていました。まぁ、実際にもよいものだとおもいますが。何はともあれ生姜づくしです。

水温計は見当たらずでしたが、体感で15℃前後。かなりヒエヒエという感じです。生姜成分のせいなのかどうなのか、若干のとろみがあるようにも感じられました。

なお、カラダに付着した生姜エキスは、サ室で加熱されると「ショウガオール」なる成分に変化して、血行促進や発汗作用が高まるのだそうです。さらには、生姜には消臭や汚れを落とす効果もあるとのこと。ためになったねー、ためになったよー。

水風呂は4人くらいはゆったい入れる広々サイズ。水深もしっかりあるので、肩までしっかりと浸かることもできるでしょう。なんにせよ、サ室で火照ったカラダを、しっかりとクールダウンできる水風呂です。

休憩スペース|極楽浄土の森林浴が待つ

水風呂のあとは、休憩スペースへ。いやはや、これが素晴らしい。サ室・水風呂のあるフロアから階段で上がった別フロアには、大都会とは思えぬ森林浴スペースが広がっています。木々に囲まれた雰囲気の装飾やデザイン、鳥がさえずるBGM…これは癒やされるー

外気浴と内気浴に分かれていますが、内気浴(屋内)はかなり暗めであり、夜の森林というイメージです。そんな森林のなかには、さまざまなタイプの椅子が用意されています。いわゆるととのい椅子のほかにも、リクライニングチェアや、ゆりかごっぽい椅子もあれば、極めつけはフルフラットのベッドまで。

気をつけないと、完全にガチ寝することになります。内気浴スペースはエアコンによって、寒すぎない温度に調整されているようです(この日は1月なので外はかなり寒い)。したがって、居心地がよすぎるために、気をつけないとガチ寝します。まぁ、それもまた良きかな。

外気浴スペースには2つのチェアがありました。周りは壁に囲まれていますが、空は見えますし、しっかりと外気が入るつくりです。サ室でアチアチになったカラダを、冬の冷たい空気で外気浴…というのもいいんですよね。カラダから立ち上る湯気が神秘的でもあり。

なお、この日は個室スペースが無料開放中とのこと。真っ暗な空間には、満天の星空が投影され、BGMは虫の声…いやいや、だから寝てしまうってば。というわけで、金の亀の休憩スペースはまさに極楽浄土。

サ室・水風呂とはフロアが別なので、一瞬、「動線が悪いなぁ」とおもいはしたのですが、これだけの極楽ぶりであれば、「そりゃあ一線を画すのもやむなし。というか、むしろありがたい」という気分になりました。なぜ、エラそう?

それから、休憩スペースでは、生姜水(生姜入りのお水)やサミソ(生姜入りの味噌汁)がふるまわれています。生姜ドロップ(飴)なんかも置いてありましたし、「どんだけ〜」とツッコミたくなるほどに生姜づくしです。

サ飯|そして僕の生姜づくしが完成する

サ活がおわったら、お隣のしょうが焼き専門店にてサ飯です。金の亀で、サ飯チケットをいただけるのでそれを持って向かいます。いくつかの定食から選ぶこともできるのですが、「おすすめはこちら」と勧められるのが、生姜焼き定食の2種盛り。こちらです。

生姜サウナ 金の亀・サ飯

すまない、うまく撮れていなかった。生姜焼きがメインなのに、奥まってしまった。そして、2種盛りなのに2種盛り感が出ていない…

ちなみに、生姜焼きのお皿の左側はいわゆる生姜焼きで、右側には「豚バラブロックの生姜煮焼き」が盛り付けられています。で、その「生姜煮焼き」が絶品です。ホロホロにやわらかい豚の角煮が、生姜焼きにされたものだとイメージしてください。はい、美味しいー

いわゆる生姜焼きのほうも、刻み生姜にすりおろし生姜も乗っかって、強烈に生姜です。サ活の最中からずっと生姜づくしであり、もう一生分の生姜を喰らいましたという感じになります。このサ飯によって、真の生姜づくしが完成するのです。だから、金の亀に行くのならぜひ、「サウナ+サ飯 コース」を僕は激推します。

その他|暖かい風呂とかアメニティとか

さいごにちょこっと補足です。金の亀には、暖かいお風呂(湯船)はありません。訪問したのが冬ということもあって、暖かいお風呂がないのはちょっと残念には感じました。でも、そこはコンパクトなサウナ専用施設ということで、アリはアリなのでしょう。

夏だったら、あまり感じなかったような気もしますし。生姜による血行促進で、カラダは芯からポカポカということであれば、冬でも大丈夫!と考えることもできます。

そういえば、洗い場のボディーソープやシャンプー類も、生姜が配合されているそうで。手にとって泡立てた瞬間に「えっ、生姜なの?」とおもったら、生姜配合の掲示がありました。いやもう、本当に生姜づくし。

脱衣所には、もちろんドライヤーはありますし、クシや綿棒、化粧水や整髪料なんかもありました。料金には、フェイスタオルやバスタオルも含まれているので、手ぶらで訪問することもできます。ロッカーも大きめなので、いつも荷物が大きな僕でも十分でした。地味に助かります。

まとめ

東京都・港区にある「生姜サウナ 金の亀」に行ってきましたのでレポートです。サウナ中からサウナ後まで、最終的には一生分の生姜を喰らう新体験サウナとなっております。

場所は、赤坂見附駅からすぐ。近くに行かれたときには、立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。しつこいようですが、ぜひサ飯とセットで。そういう心づもりで、ご飯のタイミングにあわせて訪問されることをおすすめします!

この記事を書いた人

1975年生まれ、横浜在住。税理士、発信者、習慣家。2016年に独立以来、きょうまでブログは毎日更新中。近年は、銀行融資支援を得意な仕事にしている。借りれるうちに借りれるだけ借りよ、が口グセ
現在は1日1万歩以上、ひと月150kmほど走る。趣味は、コーヒーとサウナ、読書、散歩、アニメ。スタバでMacがマジカッコいい!と思い続けてる
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