「サウナ検定3級」と「サウナ・スパ健康アドバイザー」の2つの資格をダブルで取得しましたので、両資格の違いなどについてお話をしてみます。
サウナ検定3級 vs サウナ・スパ健康アドバイザー
こんにちは、税理士のモロトメジョーです。
このたび、サウナ好きが高じて「サウナ検定3級」と「サウナ・スパ健康アドバイザー」の2つの資格をダブルで取得しました。
もはや、サウナは僕にとっての習慣の1つですが、どうせならその効果や歴史を体系的に学んでみたいな、とおもったのがきっかけです。学びを結果に変えるインプット習慣の実践、ともいえるでしょう。
どちらの資格も「入門〜基礎レベル」ですが、実際に両方受けてみると、その目的や得られる効果には違いがありました。
そこで本記事では、これから資格取得を考えている方に向けて、両者の違いを僕の実体験をもとに比較してお伝えしていきます。
まずは結論から
時間がない方のために、まずは結論から。どちらの資格があなたに合っているか、目的別にまとめてみました。
もちろん、僕のように両方取得するのもアリです。「学び=サウナ検定」「実益=サウナ・スパ健康アドバイザー」といったように、両者は役割を補い合える関係にあるとおもいます。
知識を体系的に、段階的に学びたいなら…「サウナ検定3級」
デジタル教材とオンライン受験で完結し、学習から受験までじぶんのペースで進められます。上位級(2級以上)は3級合格者のみに案内されるため、継続的な学びのステップにしたい方に向いています。
資格証や割引などの実益を重視するなら…「サウナ・スパ健康アドバイザー」
通信教育で完結し、合格するとディプロマ(認定証)や資格証カード、ピンバッジがもらえます。協賛店での入浴料割引という、わかりやすいメリットがあるのが特徴です。
各資格の内容・特徴
それでは、それぞれの資格について、もう少し詳しく見ていきましょう。
サウナ検定3級
どんな資格?
国際サウナ連盟(ISU)が主催する検定です。サウナの歴史や種類、健康への影響などを体系的に学べるように、公式テキスト(デジタル版)や動画教材が提供されます。申込から受験まで、すべてオンラインで完結するのがいまどきです。
受験の流れ
申込み後にデジタル教材を受け取り、じぶんのペースで学習します。準備ができたらじぶんで試験を実施し、回答をメールで送付。後日、合否が通知され、合格者には電子版の合格証書が送られます。環境配慮の観点から、証書などもデジタルで運用されているのが特徴です。
費用
5,500円です。この中にテキスト代、受験料、合格証書発行料が含まれます。不合格だった場合の再受験は別途費用がかかります。
特典・上位級
いちぶの施設では、入浴料の割引やオリジナルグッズの進呈といった特典があるとの案内があります(具体的にはX公式アカウントで発信とのことですが、直近では見当たらず…?)。上位の2級以上は、3級の合格者のみが受験対象となります。
こんな人におすすめ
- サウナの理屈と安全な入り方を、体系的にしっかり学びたい人
- 段階的に上位級へステップアップしていきたい人
- 紙の教材より、スマホやPCでスキマ時間に学習したい人
サウナ・スパ健康アドバイザー
どんな資格?
公益社団法人 日本サウナ・スパ協会が公式に認定する資格です。温浴施設の従業員や利用者が、「サウナ・入浴で健康になるコツ」を学ぶための入門資格という位置づけで、通信教育で完結します。
受講から合格まで
教材が届いたら自宅で学習し、同封の解答用紙を提出します。合格すると、約10日前後でディプロマ(認定証)、資格証カード、ピンバッジが郵送で届きます。
費用
5,000円です。テキスト代、受験料、送料、会員登録料など、受講にかかるすべての費用が含まれています(不合格時の再受験料は除く)。支払いは代金引換です。
実用的な特典
協賛の温浴施設で資格証カードを提示すると、入浴料が割引になります。協賛店は随時更新されているので、出張や旅行が多い人ほど元を取りやすい、明確なメリットだといえます。
上位資格への道
上位資格として「サウナ・スパ健康士」、さらにその上に「サウナ・スパ プロフェッショナル」があり、いずれもアドバイザー資格の保有が受験の条件となります。
こんな人におすすめ
- まずは入門資格として、名刺代わりになる“形”が欲しい人
- 割引特典を実際に活用して、実益を得たい人
- 将来的に、健康士やプロフェッショナル資格にも挑戦したい人
僕なりの学習のコツと活用アイデア
どちらの資格も勉強時間は数時間ていど、難易度もかなり易しめなので、気軽に挑戦できるのが良いところです。
なお、せっかく学ぶのであれば、ただの「学びっぱなし」ではもったいない。というわけで、僕が考える「学びを結果に変える」ための、もうちょっと現実的なコツをご紹介します。
学習のコツ
テキストは流し読み、試験はさっさと受ける
正直なところ、僕は「用語をミニカード化」とか「入浴日誌をつける」みたいなマメなことはやりません。テキストをざっと流し読みして、「ふーん、こんな感じか」と全体像をつかんだら、さっさと試験を受けちゃいます。どうせ忘れますし、細かい知識はあとで調べればいいので。
サウナに入りながら思い出す
勉強したあとでサウナに入ると、「あ、これテキストに書いてあったヤツだ」と知識と実体験がリンクすることがあります。この「思い出す」作業が、一番記憶に残ります。机にかじりつくより、サウナの現場で学ぶほうが効率的です。
発信ネタにするつもりで読む
これが一番大事かもしれません。「この知識、どうやってブログやSNSのネタにしようか」と考えながらインプットすると、自然と頭が整理されます。「誰かに説明する」ことを前提にすると、学びの深さがまったく変わってきますから。
取得後の活用アイデア
施設レビューに「割引情報」を載せる
ブログやSNSでサウナ施設のレビューを書く際に、「アドバイザー資格の割引が使えます(使えません)」と一言添える。これだけで、読者にとってはかなり有益な「実用的な情報」になります。
Xやインスタの「1ネタ」にする
「ミニ講座」なんて大げさなものじゃなく、X(旧Twitter)で「#サウナ豆知識」として学んだことを投稿したり、インスタのストーリーズで「ととのうメカニズム」を簡単に図解してみたりする。それくらいの「1ネタ」で十分です。それだけで立派なアウトプットですし、発信のネタ切れ防止にもなります。
プロフィールに書いて「権威性」をまとう
上位資格もたしかにそうですが、まずは「サウナ・スパ健康アドバイザー」と名刺やSNSのプロフィールに書くだけでOKです。「あ、この人サウナ詳しいんだ」とおもってもらえれば、発信の説得力が少しだけ増します。ハッタリ……いや、権威性は大事です。
まとめ
今回の2つの資格取得をとおして、僕があらためて感じたのは、学びの面白さです。それぞれの違いをまとめると、このようになります。
- 学びの深さと段階的なステップアップを求めるなら「サウナ検定3級」
- 割引などの実益と、カードという“見える形”を求めるなら「サウナ・スパ健康アドバイザー」
どちらも数時間の勉強で合格を目指せる手軽な資格ですから、「何か新しいことを学びたい」ときの第一歩として挑戦してみてはいかがでしょうか。僕自身、発信者として説得力を高めるには、両方の強みを組み合わせるのが近道だと感じています。
資格取得はゴールではなく、サウナという日常の習慣をより深く、豊かに味わうための「伏線」にもなるもの。 あなたも何か新しい学びに挑戦してみてはいかがでしょうか。きっと、日常が少しだけ違って見えるはずです。

