習慣化にこだわるのは、習慣が人生を変えると考えているからです。その習慣化を妨げる3つの「不〇〇」を取り上げます。多くの人がおろそかにしがちなものなので注意が必要です。
実際に人生が変わったという経験
僕はどちらかといえば、習慣化は得意なほうだと考えています。たとえば、このブログは最たるもので、毎日更新を続けてまもなく9年です。盆暮れ正月も、雨の日も風の日も、楽しい日も悲しい日も、休むことなく更新をし続けるというのは、我がことながらなかなか凄いとおもいます。
ほかにも、睡眠やら運動やら読書やら、細かなことまで含めるとかなりの習慣を身につけてきましたが、はじめから習慣化が得意だったわけではありません。いまでも油断をすれば習慣は途切れるとの危機感を持っています。
そのうえで習慣化にこだわるのは、習慣が人生を変えると考えているからです。これはアタマのなかだけでのイメージではなく、習慣化を通じて実際に人生が変わったという経験にもとづいています。わかりやすい例を挙げるなら、単著で商業出版という夢をかなえることができました。ゆえに、習慣化にはいっそうの興味関心があるのです。
そんな僕ですが、習慣化を妨げるものとして、3つの「不〇〇」があると感じています。それらがあると、習慣化に失敗する確率が高まるということであり、だとすれば気をつけたほうがよいということです。具体的には次のとおりです。
- 不健康
- 不定期
- 不宣言
これら3つの不〇〇について、このあと解説していきます。じぶんにあてはまるものがあれば、解消に努めましょう。習慣化の確率を高めることができるはずです。
習慣化を妨げる3つの「不〇〇」
せっかくの習慣化の取り組みも、3つ不〇〇があると習慣化を妨げることになってしまう。僕はそれを、じぶんの経験から学んでいます。以前の僕も含めて、3つの不〇〇は多くの人がおろそかにしがちなものでもありますから、折に触れて確認をするくらいの慎重さがあるとよいでしょう。
不健康
習慣化を妨げる3つの不〇〇、1つめは「不健康」です。
健康は、習慣化の大前提と位置づけています。身体面と精神面、両方の健康です。その健康もまた、習慣化によって高められるものであり、鶏が先か卵が先かではあるものの、あらゆる習慣において健康が重要であるという事実にゆらぎはないでしょう。
冒頭でふれたブログの毎日更新も、心身の健康なくして成り立つものではありません。気持ちやカラダが弱っていれば、どうしたってブログを書ける確率はさがってしまいます。ブログに限らず、睡眠でも運動でも読書などでも一緒です。ゆえに、不健康であることは習慣化を妨げるのだといえます。
だから、まずはできるだけ健康の維持・増進に努めましょう。そんなあたりまえのことをいまさら…と、おもわれるかもしれませんが。世の中で健康の重要性が叫ばれるのは、健康をおろそかにする人が相当数いるからです。100人が100人、健康に気をつけていれば、だれも叫んだりはしないのです。
というわけで、あらためてじぶんの健康を見直しましょう。あなたの習慣化がうまくいかないのは、不健康のせいかもしれません。きょうはいつもより10分早く寝てみるのはどうでしょう?そうして少しづつでも睡眠不足を解消できれば、意志力も回復して習慣化を促す可能性はあります。
健康というあたりまえをナメてはいけません。だから僕も、早寝早起きによる睡眠の質確保や、毎日平均1万歩以上による継続的な運動などに取り組んでいます。習慣化が得意になったのは、それらの影響が小さくはないとおもうのです。
不定期
習慣化を妨げる3つの不〇〇、2つめは「不定期」です。
ここでいう不定期とは、ある習慣について実行のタイミングが定まっていないこと、あるいは、あいまいであることを指します。たとえば、ウォーキングを習慣にしようという場合、「週3回以上」などはあいまいだといえるでしょう。少なくとも、「毎週火木土曜日」などと決めるよりはあいまいです。
そのようにあいまいだと、「選択の余地」を残すことになります。つまり、週3回以上だとしても、「きょうはウォーキングしようかな、あしたにしようかな?」ということで迷ってしまうことがあるわけです。迷えば迷った分だけ、習慣をサボる確率は高まります。ヒトは、やらない言い訳を考えるのがうまいのです。
いっぽうで、「毎週火木土曜日」としている場合、きょうが火曜日であれば、迷う余地はありません。ウォーキングをするの一択です。すると、意志力を消耗せずに済むのもメリットです。日々、いろいろな選択・判断が必要なのであり、限りある意志力は大事なときのために温存するのがよいでしょう。習慣をやるか・やらないかといった些末なことで消耗させてはいけません。
だから、習慣を実行するタイミングはできるだけ具体的にすること、あいまいにしないことです。1日のなかも、実行時間を決めておくのがおすすめです。時間があったらやるとか、夕方になったらやるとか、あいまいにしているとやはりサボる確率が高まります。「〇時〇分から、ウォーキングをする」とはっきりさせるのがベストです。
ベストをあきらめるのではなく、ベストを目指しましょう。
不宣言
習慣化を妨げる3つの不〇〇、3つめは「不宣言」です。
繰り返しになりますが、僕が続けている習慣のひとつ、ブログの毎日更新について。文字どおり、毎日更新を「宣言(公言)」しています。ヒトは、宣言をすることで実行率が高まることが研究でわかっています。宣言してしまった以上、実行しないと恥ずかしいとか、いちどやると決めたのにやらないじぶんはイヤだ、といった思いがはたらくからです。
そういったヒトの傾向は、うまく利用するのがよいでしょう。習慣化したいことがあれば、あえて宣言をしてみるということです。身近な人に口頭で伝えてみるとか、SNSで投稿してみるとか、紙に書いてじぶんのデスクの前に張り出すとか。方法はいろいろあります。
逆に、宣言をしない場合、つまり不宣言だとどうなるか?宣言をした場合に比べると、習慣化をあきらめることへのハードルが下がります。誰にも見られていないし、まぁいっかとなりがちです。もちろん、宣言などしなくてもやり抜くチカラがある人はいますから、あくまで傾向のハナシをしています。
ちなみに、昨年7月からは、メルマガや音声コンテンツの毎日配信をはじめました。「毎日配信」を宣言していることもあり、いまのところ230日ほど続いています。とはいえ僕の宣言など、じぶんがおもうほど他人は気にしていないでしょう。でも、それでよいのです。他人に見られている「かも」という感覚が大事になります。
じぶんの弱さを自認している人ほど、宣言をしてみましょう。
まとめ
習慣化にこだわるのは、習慣が人生を変えると考えているからです。その習慣化を妨げる3つの「不〇〇」を取り上げました。
- 不健康
- 不定期
- 不宣言
これらは多くの人がおろそかにしがちなものでもありますから、折に触れて確認をするくらいの慎重さがあるとよいでしょう。