川崎駅至近の都市型サウナ「saunahouse(サウナハウス)」。サ室5つ・水風呂4つ・半外気浴・レストランまで、3時間2,350円で“選べる体験”を楽しめます。平日午前は空きやすく、じぶんのリズムで巡れるのが魅力です。
川崎にサウナの楽園あらわる

今回訪れたのは、神奈川県川崎市にある「saunahouse(サウナハウス)」です。
結論として、平日(金)10:30インで、サ室5つ・水風呂4つ・半外気浴をほぼ貸切に近い感覚で満喫。料金は3時間までで2,350円(平日)、同一料金帯で5時間2,750円の設定もあり、タオル(フェイス2つ+バス1つ)込み&アメニティも必要十分。
サウナ後、レストランのオロポレモネード(650円)まで含め、「選べる楽しさ」×「手ぶら感」で満足度の高い施設でした。営業時間は9:00〜23:00(最終入館21:30)/レストランは10:00〜22:00、川崎駅から徒歩圏と好アクセスです。
※料金・営業時間などは訪問時点。最新情報は公式でご確認を
今回はこう回った(初見の作戦)

今回は初訪問ということで、全5つのサ室を1セットずつ総当たりして、施設の“熱と湿度の特徴”を身体で把握しました。結果、「SAUNA 1」で整える→「SAUNA 4」で追い込むの二刀流が自分にはハマりました。
金曜午前10:30イン時点では、どのサ室も最大2名(じぶん含む)か貸切で、段・位置も自由に選べて“じぶんのリズム”を作りやすかったです。
料金メモ:平日の基本は3時間2,350円/5時間2,750円。金・祝前日17:00以降は3時間2,950円/5時間3,450円になるため、平日午前〜昼のインだとお得感が出やすい感じ。
サウナ(全5室)|“温度×音×香り×演出”でその日の自分をデザイン
SAUNA 1(本日のMVP:低めまったり・ロング滞在向き)
室温ひかえめ・湿度そこそこ・やわらかい熱当たりで、呼吸が自然と深まる系です。単に“ぬるい”のではなく、熱の角が取れて長居できるのが魅力。オートロウリュのタイミングに合わせて座ると、一段階ギアが上がってから穏やかに落ちていく波が作れます。初見はここを“拠点サウナ”にして、セット間のリズムを合わせるのがおすすめ。
SAUNA 2(想像以上に“土砂降り”スチーム)
いわゆるスコール的スチーム。定期的に土砂降りになります。肌表面の汗化が早く、短時間で発汗スイッチが入るタイプ。頭から冷水を浴びる導線も相性がよく、「2→(短時間)水 → 外気」のショートセットで交感を一度切ってから次の高温系へ…という“中継点”に最適。演出が楽しくてつい回数が増えるのが難点(=贅沢な悩み)。
SAUNA 3(高低差で“熱の段差”を遊ぶ)
ジャングルジムのようなつくりになっているため、座面の高低差が大きく、段によって熱ストレスがくっきりでます。低段で呼吸フォームを整えてから上段へ上がると、同じ室でもまったく別モノとして遊べるでしょう。20分にいちどのオートロウリュもあり。
SAUNA 4(室温高め・短期決戦)
赤めのライティング+重めの音の演出で、「ここで決める」のに向いた短期集中型。室温は5つのサ室のなかでもっとも高め。10分以内のピリッとした追い込み→エクストラコールド(後述)に直行が鉄板。体幹の芯だけ残して外側を一気に引き締めるイメージで、覚醒感が強く出ますね。
SAUNA 5(セルフロウリュ・仕上げの“ほどけ”枠)
ケロ材のやさしい輻射熱で、じわじわ温まって“緊張がぬける”系です。セルフロウリュは声かけ&砂時計で節度を守りつつ、仕上げの追い込みに。5→半外気浴の“抜く”流れで副交感を長めに味わえるのがよかったです。
まとめ:“レパートリー豊富”は楽しさの源泉。いっぽうで迷って整い切らないリスクもあるので、後半は2室に固定すると“深さ”が出そう(おすすめは1と4を軸に)。
水風呂(全4つ)|“落とし方”で余韻が変わる
プール水風呂(お気に入り:包まれクールダウン)
全長のあるプール型で、地下水を使用。頭まで一気に沈められる“包まれ冷却”は、高温からの落差を角なく受け止めてくれる感覚です。温度はマイルド(20℃前後)で、SAUNA 1/5との相性が抜群。ここで60秒くらい、呼吸を丁寧にするだけで、その後の外気で“視界が開く”。
エクストラコールド(最冷:一撃で締める)
施設最冷の約10℃。SAUNA 4→エクストラコールドは10〜15秒の短尺で十分です。皮膚→末端→体幹と冷えが走る順番を感じながら、上がった直後に座って3呼吸ほど置くと、心拍の落ち方が滑らかになりますね。次にプール水風呂で“冷冷浴”にすると、尖りが取れて余韻も長持ち。
17℃クラスのCOLD PLUNGE(万能型)
「キンキンは苦手、でもちゃんと落としたい」に応えてくれる、オーソドックスタイプの水風呂。腰かけ→全身の順で段階的に沈めると交感の戻りが穏やかになりますね。汗流し→入水の基本マナーはここでも徹底です。
SODA BATH(高濃度炭酸泉)
30℃台の高濃度炭酸泉は、水で締めた直後にいかないほうが個人的には好み。外気で1〜2分クールダウン→炭酸泉の順にすると、全身の力が“すぅーっ”と抜ける。仕上げの余韻づくりに良きです。
休憩(半外気浴)|“風はご褒美、街音は要工夫”
半外気の抜ける風がとにかく心地よく、ベッドタイプのリクライニングが多いので席難民にならない点がありがたい。いっぽうで川崎の街音がそこそこ入るため、目を閉じる時間/呼吸のカウントでノイズを“遠く”に置くのがコツ。
スペースの隅にある(見落としがち)、香りミストのエクスペリエンスシャワーは気分リセット用のスイッチとして優秀で、短く浴びてから座るだけで切り替わりが早くなります。
料金・アメニティの実感コスパ(手ぶらOK)
- 基本料金(平日):3時間 2,350円/5時間 2,750円
金・祝前日17:00以降:3時間 2,950円/5時間 3,450円
延長:550円/時/土日祝・特定日は5時間 3,450円 - タオル込み:フェイスタオル2枚+バスタオル1枚が料金内
- アメニティ:基礎類が必要十分で“ほぼ手ぶら”が可能
- 営業時間:サウナ 9:00〜23:00(最終入館21:30)/レストラン 10:00〜22:00(L.O.21:30)
- アクセス:JR川崎駅徒歩5分/京急川崎駅徒歩7分(ラ チッタデッラ内)
- 決済:現金・主要クレカ・交通系IC・QRなどに幅広く対応
体験所感:入館前は「お高め?」の先入観がありましたが、サ室5×水風呂4×温風呂1つ+手ぶら+空きやすい平日帯の掛け合わせで“時間あたり満足度”が高いです。コスパは良好ということで、大満足の評価に変わりました。
レストラン&ご褒美の1杯|オロポレモネード(650円)
施設内のレストランは10:00〜22:00(L.O.21:30)。「オロポ」4種のうち、今回はオロポレモネード(650円)を選択です。甘さと酸味のバランスがよく、“喉にすっと抜ける泡”が心地いい。サ飯は、フィリーチーズステーキや牛肉レッドフォーなど“濃いめ”もあり魅力的。

今日のととのい度
83点(SHOWDOWN1調べ)。が、体感としてはスコア以上。ただし、“選択肢が多い→楽しい→でも整い切らない”という構造はあるので、後半の固定化で点は伸びるはず。サ室5つ×水風呂4つの贅沢さはうれしい悩みといえます。
初訪問の学び(再現レシピ:90点台狙い)
- 最初の90分は総当たり:5サ室を1巡して、じぶんの“刺さり”を見極める。
- 次回は2室固定:「1(整える)」「4(決める)」の二刀流が好相性。4→エクストラコールド(約10℃)は10〜15秒でOK、直後は座って3呼吸。
- 冷の当て方を設計:プール水風呂は“包まれ”で角を取る→外気。尖らせたい回は9〜10℃で締める。
- 香りミスト→半外気浴:短く浴びてから座ると切替えが速くなる。
- 締めの1杯:オロポレモネード(650円)で楽にクールダウン。
良かった点 / 気になった点
良かった
- 平日午前の“ソロ贅沢”(座面・位置を自由に選べる)
- サ室×水風呂の組み合わせが多彩で“設計して遊べる”
- ベッド型リクライニングが多く席難民になりにくい。香りミストがご褒美
- タオル込み&アメニティ必要十分、決済手段豊富、アクセス良好
気になった
- 川崎の街音はやや入る(耳栓や呼吸のカウントでカバー)
- 選択肢が多すぎて迷子になりがち(お気に入りサ室に固定で“深さ”を)
データ(じぶん用メモ)
- 訪問:金曜 10:30 イン/3時間滞在
- 料金:3時間 2,350円(平日)/延長 550円/時。5時間 2,750円枠もあり。金・祝前日17:00以降は加算。
- 営業時間:サウナ 9:00〜23:00(最終入館21:30)/レストラン 10:00〜22:00(L.O.21:30)
- 飲食:オロポレモネード 650円、フィリーチーズステーキ、牛肉レッドフォー ほか
- 所在地・アクセス:神奈川県川崎市川崎区小川町5-1(ラ チッタデッラ内)/JR川崎5分・京急7分
まとめ
“選べる”を楽しめる人向けの楽園。平日午前のソロ感で自分のリズムを作り、サ室の固定化×水の当て方を設計できると満足度が跳ね上がります。タオル込み・アメニティ十分・レストラン充実・好アクセスで、価格以上の価値を実感です
次回は、お気に入りサ室固定の徹底+プールの“長め”で、ととのい度90点台を狙います。