仕事においても私生活においても、人生はタスクの連続です。そこで、手強いタスクにも負けないための方法について、僕が実践しているものを7つ紹介してみます。
なかなか手がつけられず先延ばし
仕事においても私生活においても、人生はタスクの連続です。ちなみに、タスクとは「作業や課題の最小単位」などと定義されます。そのようなタスクを、リスト管理している人も多いでしょう。
そのうえで、「このタスクはなかなか手がつけられない…」と先延ばしにしてしまうのは、あるあるです。すると、やる気も下がってしまい、ますます手がつけられない。そこで、手強いタスクにも負けないための方法について、僕が実践しているものを7つ紹介してみます。次のとおりです。
- 気を散らさず
- 環境を変える
- 小分けにする
- ちょっとやる
- 休憩を入れる
- 報酬をつくる
- 楽しさを足す
これらを見て「あたりまえ」とおもわれるかもですが、知っている・考えているのと、実際にやっているのとでは話が変わります。ただ知っている・ただ考えているものがあれば、きょうからはぜひ、実際にやってみましょう。というわけで、7つの方法をこのあと確認していきます。
手強いタスクに負けない方法7選
ややもすると先延ばししてしまいそうな手強いタスクにも負けない、7つの方法を紹介します。どれも、僕がふだんから実践しているものであり、その効果は実証済みです。
たとえば、このブログは9年近く毎日更新を続けていますし、散歩やランニングなどの運動習慣も、同じくらい続いています。手強いタスクにも負けない(負けにくい)証といってよいでしょう。
なお、7つの方法は1つずつを個別に実践するのではなく、複数の方法を合わせ技で実践するほうがより効果は高くなります。よって、7つすべての方法を押さえておくのがおすすめです。
気を散らさず
手強いタスクに負けない方法、1つめは「気を散らさず」です。もっとも初歩的でありながらも、意外と実践されていない方法だったりします。
たとえば、スマホの通知を「完全」に切るとか、デスクに余計なモノは置かないとか。とてもカンタンなことであるにもかかわらず、そして効果的だとは知っているにもかかわらず実践はしない。それでは、手強いタスクに負けてしまうのは当然です。
なので、スマホの通知はいますぐオフに設定しましょう。デスクの上はキレいに片付けましょう。気を散らさずにいられることで、目の前のタスクに集中しやすくなります。
ほかにも、できるだけ気を散らさずにいるためにできることはあるはずです。音が気になるのであれば、ノイズキャンセリングイヤホンを使うとか、自然音(川のせせらぎ、鳥のさえずりなど)をスピーカーで流してみるとか。それだけでも、集中力はだいぶ変わります。
環境を変える
手強いタスクに負けない方法、2つめは「環境を変える」です。飽きっぽい人や、気分が乗らないときなどには、ときにおすすめの方法になります。
たとえば、お気に入りのカフェ(僕ならスタバ!)に出かけて、そこでタスクに取り組むとか。スタンディングデスクを使って、座る・立つを切り替えながら過ごすとか。季節がよければ、ベランダに椅子を持ち出して、そこでパソコン仕事なんていうのもよいものです。
ところが、行動がおっくうな人は(僕もそういう傾向があります)、ついつい机にかじりついてしまい、手強いタスクをより手強くしていることがあるので気をつけましょう。飽きたり、気分が乗らないままだと生産性は落ちてしまいます(同じ時間を使っても得られる成果が少なくなる)。
僕はスパ施設にこもって、仕事とサウナを繰り返す…といったこともやっています。これもまた環境を変える手段の1つであり、仕事での集中力をキープしやすくなるとの実感です。
小分けにする
手強いタスクに負けない方法、3つめは「小分けにする」です。小分けの対象はタスクであり、いまあるタスクを複数のタスクに分けることを意味します。
言い換えると、いまあるタスクが「大きすぎる」から手をつけづらくなったり、おえられなかったりするのです。だから、タスクをもっと小さくして手をつけやすくする、おわらせやすくしましょう。
なお、小分けにするとは、手順に分けるということでもあります。いまあるタスクを実行するにあたって、どういう手順が考えられるか。1から10の手順が考えられるなら、10個のタスクに分けるということです。結果として、1つ1つのタスクは小さくなります。
大きいタスクが手をつけづらいのは、手順を含めて内容がぼんやりとしているからであり、抽象的だからです。小分けにすることで具体化すれば、手もつけやすくなるはずです。
ちょっとやる
手強いタスクに負けない方法、4つめは「ちょっとやる」です。なかには、気分の問題として手をつけるのがおっくうなタスクもあるでしょう。どうしてもやらねばならない事務仕事とか、健康やダイエット目的の運動とか。
そんなときこそ、ちょっとだけやりましょう。まずはちょっとだけ手をつけてみましょう。事務仕事であれば5分だけやるとか、運動についても5分だけやってみるとか。筋トレなら10回だけやってみる、なんていうのもよいですね。
ヒトには「ちょっとやる」ことで、やる気が高まる傾向があります。つまり、やる気があるからやるのではなくて、やってみるからやる気が出るということであり、やる気は後づけなのです。これは理屈よりも、試してみることでわかります。
実際にやる気が出れば、「もうちょっとだけやってみようかな」という気持ちにもなれるので、そうなればしめたものでしょう。
休憩を入れる
手強いタスクに負けない方法、5つめは「休憩を入れる」です。これまた、あたりまえシリーズですが、休憩しない人はたくさんいます。ぶっ続けで仕事をし続ける…みたいな。
集中力が高いといえば、それはそれでよいことです。が、どんな人でも集中し続ければ疲労します。その疲労を回復するには、休憩が重要です。そして、休憩のポイントは「こまめにとる」ことにあります。
まとめて休憩をするよりも、こまめに休憩するほうが疲労が溜まりにくいことが研究でわかっているのです。言い換えると、ぶっ続けで仕事をし続ければ、疲労の回復がしづらくなるということでもあります。疲労が回復しづらくなれば、同じタスクに取り組むにも手強くなるばかりです。
だから、集中もほどほどに。定期的に、こまめに休憩をとるクセをつけましょう。ちなみに、休憩中にスマホは休憩になりません。ボーっとしたり、軽い運動(散歩・筋トレ)がおすすめです。
報酬をつくる
手強いタスクに負けない方法、6つめは「報酬をつくる」です。これは、古典的かつ安直な方法ではありますが、科学的にも効果が実証されている方法でもあります。
たとえば、このタスクがおわったら美味しいコーヒーを淹れようとか、このタスクがおわったらアレを買っちゃおうとか。このタスクとあのタスクがおわったら旅行の計画を立てようとか。タスクの後ろに報酬をつくることで、気分を上げることができます。
気分を上げるだけでは…とおもわれるかもですが、タスクに取り組むうえでは重要なことです。まずは取り組むこと、ちょっとだけでもいいから手をつけるとよいことは前述しました。動機が報酬であれ何であれ、まずはタスクに取り組むことです。
よって、じぶんにとって大事なタスクほど報酬を用意しましょう。逆に、すべてのタスクにまで報酬を用意すると、おカネがかかりすぎたり、健康を害すること(報酬=菓子やお酒の場合など)にもなりかねないので注意です。
楽しさを足す
手強いタスクに負けない方法、7つめは「楽しさを足す」です。ツラいタスクや退屈なタスクなどは、楽しさを足すことで乗り切るのもよいでしょう。
たとえば、ランニングをするときには音楽を聞くとか、スクワットをするときにはアニメを観ながらとか(←アニメ好きな人)、作業的なタスク(手慣れた事務仕事とか)であれば映画を観ながらとか。楽しさがあれば、気も紛れるというものです。
そういった「楽しさを足す」のはすでに実践している、という人は少なくないものと想像します。大事なのはここからです。楽しさは、気をつけないとアダになります。
注意力を要する仕事などをするのに、音楽を聴いたり映像を見たりしながらだと、いわゆるマルチタスクの弊害で、ミスが増えたり生産性が下がることが研究でわかっているのです。じぶんでは「はかどっている」ように感じていても、それは気分が上がっているだけにすぎません。
ゆえに、楽しさを足す方法が使えるのは、あまり思考を要しないタスクに限られる点には気をつけましょう。逆に、カラダを動かす系のタスクには、楽しさを足す方法は最適です。
まとめ
仕事においても私生活においても、人生はタスクの連続です。そこで、手強いタスクにも負けないための方法について、僕が実践しているものを7つ紹介してみました。
- 気を散らさず
- 環境を変える
- 小分けにする
- ちょっとやる
- 休憩を入れる
- 報酬をつくる
- 楽しさを足す
これら7つの方法は1つずつを個別に実践するのではなく、複数の方法を合わせ技で実践するほうがより効果は高くなります。よって、7つすべての方法を押さえておくのがおすすめです。