なんとなく嫌いなもの、ありませんか。その理由、確かめたことはあるでしょうか。
僕にとって、それはApple Watchでした。Apple製品はひととおり持っているのに、これだけは避けてきたのです。
着けて3週間。嫌いだった4つの理由を、ひとつずつ確かめてみました。
アンチApple Watchが、ポチった理由
きょうは、少し肩の力を抜いて、Apple Watchの話を書いてみます。
先に本記事の要点からいうと…
- 嫌いだった4つのうち3つは、着けてみたら、避ける理由ではなくなった
- 手首の汗だけは、まだ片づいていない
- それでも外さないのは、着け続けるほど、カラダの「いつもとのちがい」が見えてくるから
Apple製品は、ひととおり持っています。
それでもApple Watchだけは、ずっと避けてきました。
アンチApple Watchを貫いてきた、と言ってもいいくらいです。
その僕が、9月の半ばにポチりました。
きっかけは、それまで着けていたOuraRing(指輪型の睡眠トラッカー)の故障です。
バッテリーが壊れて、サポートに連絡したところ、交換ではなく返金になりました。約5万5000円。
新しい世代を買い直すか、迷いました。
迷っているうちに、「これを機会に、新しい体験をしてみるのも悪くないか」とおもったのです。
じぶんで選んだ乗り換え、というより、壊れたから選び直すことになった、というほうが近いかもしれません。
ただ、背中を押したものもあります。
買ったのは、Apple Watchのシリーズ12です。
この12から、センサが大きく変わりました。一日を通して、5秒ごとに心拍数を測ってくれる。準備度(その日のカラダが、どれくらい動ける状態かの目安)の表示も加わって、Ouraにかなり近づきました。
それなら、乗り換えても困らないかもしれない。そうおもえたのも、大きかったのです。
そして、ポチった翌日、僕はXにこんな投稿をしています。
「Apple Watchが嫌いなところ」。
着ける前に、嫌いな理由を書き出していたわけです。
嫌いだった4つ
書き出したのは、この4つでした。
- みんなと同じ感
- 手首がわずらわしい
- バッテリーが少ない
- 通知がうっとうしい
どれも、着けたことがないまま持っていた理由です。
なんとなく嫌い。その「なんとなく」に、あとから言葉をつけたもの、といってもいいかもしれません。
嫌いな理由を、確かめもせずに何年も持ち歩いていたのは、僕のほうでした。
では、着けて3週間たって、この4つはどうなったのか。
3つは、着けてみたら片づいた
まず、バッテリー。
これは、お風呂に入るあいだに充電する、という「よくある話」を、そのまま実践しました。
たしかに、解決しました。茶碗を洗うときなども外すことにしたので、そのあいだにも充電できます。
次に、通知。
ここは、いちばん意外でした。
通知は、必要なものだけに絞りこみました。そうすると、手首で、きっちり受けとれる。
うっとうしいとおもっていたものが、絞ったとたんに便利なものへ変わったわけです。
Ouraは指輪なので、そもそも通知を受けられません。 嫌いだった理由のひとつが、設定ひとつで、Ouraより良いところにひっくり返った 。
そして、みんなと同じ感。
これは、正直に言うと、消えてはいません。
着けている人が少なくない、という事実は、拭えない。ポチるときも、「みんなと同じになるなー」とはおもいました。
それでも、新しい体験をしてみたいほうがまさりました。見た目の満足感も高くて、所有欲は、かなり満たされています。
それに、着けたときにはわかっていなかったことが、あとになって見えてきました。
「かぶったとしても、ちがいは別のところで出せる」。そうおもえるようになっていたから、着けられたのかもしれない、と。
まだ「かもしれない」の段階です。でも、持ち物でちがいを出さなくていいとおもえたなら、「みんなと同じ」を、そこまで避けなくてもよかったのかもしれません。
「みんなと同じ」とおもう気持ちは、いまも残っています。でも、避ける理由ではなくなった。
ここまでで、3つ。
ただ、のこる1つが、まだ片づいていません。
手首の汗だけは、まだ片づいていない
手首のわずらわしさです。
茶碗を洗うときに外すことにしたので、そこは解決しました。
寝ているときの手首も、気がかりでした。睡眠を測るなら、寝るときも着けたままです。
そこで、バンドは「スポーツループ」を選びました。やわらかく伸びる素材で、締め具合も細かく調整できるので、手首を締めつける感じがやわらぎます。
結果、寝ているときに気になることは、ほぼありません。せいぜい寝つくまで、「時計をしているなー」と感じるくらいです。
でも、まだ日中は暑くなる日があります。
そういう日は、バンドの下だけ、手首にじっとり汗をかく。
バンドがあるぶん、汗をかきやすいのだとおもいます。大きな不満、というほどではありません。でも、ちょっとした不快感が、ずっとそこにある。
4つのうち3つは片づいたのに、1つだけ残っている。
全部きれいに解決しました、とは言えないのです。
じゃあ、なぜ外さないのか。
それでも外さないのは、「いつもとのちがい」を知りたいから
答えは、わりとシンプルです。
常に着けているから、カラダの状態を追いかける意味が出てくる 。
睡眠も、心拍も、その日の準備度も。
ときどき着けるだけでも、記録は残ります。ただ、数字が途切れ途切れになると、昨日や先週と比べにくくなる。
ずっと着けているから、「いつもとちがう」に気づける。
そう考えると、手首の汗は、ずっと測り続けるために払っている代わりのもの、ともいえます。
不快感はある。でも、外す時間が増えれば、知りたい「いつもとのちがい」が見えにくくなってしまう。
だから、外さない。
外さないのは、Apple Watchが好きだからではありません。 続けて測っていたいからです 。
いまのところ、そういう整理になっています。
では、3週間ずっと測ってきて、実際になにか変わったのか。
着けて変わったのは、寝る時間だった
変わったのは、寝る時間でした。
睡眠のスコアを上げたい。ひいては、準備度のスコアを上げたい。
そのために、就寝時間に気をつけるようになりました。
Ouraのころから、気をつけてはいたのです。でも、Apple Watchにしてから、前よりも厳密に守るようになりました。
なぜなのか。正直に言うと、新しいガジェットのワクワク感が大きいとおもいます。新しいもの好きなのです。
そのワクワクが落ち着いたあとも続くかどうかは、まだわかりません。
それと、もう1つ。
運動をしなかった日だけ、理由を1行書く記録も、なんとなく始めています。
準備度には運動も影響するので、あとからつながった気がしている、というくらいです。
ただ、この1行を書いていると、ときどき、じぶんの声が聞こえてきます。それは、記事1本では話しきれないので、また別のところで。
嫌いな理由を確かめるつもりで着けたら、生活のほうが少し変わっていた。
着ける前には、考えてもいなかったことです。
まとめ|嫌いの理由も、いちど確かめてみる
きょうは、Apple Watchが嫌いだった僕が、着けて3週間で答え合わせをした話を書いてきました。
要点を、3つにまとめておきます。
- 嫌いだった4つのうち、バッテリー・通知・みんなと同じ感の3つは、避ける理由ではなくなった(みんなと同じ感は、気持ちとしては残っている)
- 手首の汗だけは、まだ片づいていない。それでも外さないのは、着け続けるほど「いつもとのちがい」が見えてくるから
- 着けて変わったのは、寝る時間だった
最初の1歩
なんとなく避けているものを1つ選んで、「嫌いな理由」を書き出し、それぞれに「確かめたことがあるか」の印をつけてみる。
印のつかない理由が、あんがい多いかもしれません。
その「嫌い」、いちど確かめてみたことはあるでしょうか。
運動をしなかった日の1行に、どんな声が出てくるのか。その話は、Podcastで配信しています。
Podcast「習慣LAB」
ひとりで働く人のための習慣・生き方を語る音声配信。3日にいちど配信。
Spotifyで聴く
なんとなく続けていること、なんとなく避けていること。その「なんとなく」を、じぶんで確かめながら進めたい。そう感じることがあれば、よろしければ、のぞいてみてください。

