【号外】8万人のうち、1,000人に届けばいい

【号外】8万人のうち、1,000人に届けばいい

顧問税理士向けのYouTubeチャンネルをつくりました。
社長向けのチャンネルは、すでにあります。それでも、分けることにしました。届けたい相手を絞ったら、僕には、場所を分けるしかありませんでした。

目次

顧問税理士向けの、銀行融資チャンネルをつくりました

昨日、新しいYouTubeチャンネルを開設しました。
「顧問税理士の融資支援チャンネル」といいます。

先に本記事の要点からいうと…

  • 届けたい相手を絞ると、場所を分けるしかなくなる
  • 8万人いる税理士のうち、1,000人に届けばいい、と決めた
  • 母数を捨てると、話す中身のほうが決まってくる

社長向けのチャンネルは、以前から続けています。銀行融資も資金繰りも、そこで話してきました。
それなのに、なぜ別につくったのか。今回は、その話を書かせてください。

探したけれど、見つからなかった

つくる前に、ひとつ確かめたことがあります。
同じようなチャンネルが、すでにあるのかどうか。

検索窓に思いつく言葉を打ち込んで、出てきたものを上から順に開いていきました。
「税理士 銀行融資」「顧問先 融資相談」。

社長向けであろう融資チャンネルは、いくつも見つかります。銀行対応、資金繰り、融資の受け方。どれも社長に向けて話しているものです。

でも、主語が「顧問税理士」のものは、探した限りでは見当たりませんでした。

これは、少し不思議なことだともおもうのですね。

中小企業と銀行融資の結びつきは、強いものです。
おカネが尽きれば、会社は止まります。そして中小企業の場合、その資金の多くは銀行から来ています。融資の巧拙が、そのまま資金繰りの良し悪しに直結すると言ってもいいでしょう。

その社長の近くにいるうちの1人が、顧問税理士です。

毎月、数字を見ている。だから相談も来ます。
「先生、融資を受けたいんですが」と。

顧問先の側にいるからこそ、融資の相談は向こうからやってくる。
そこでスムーズに動けるかどうかは、税理士としての強みと弱みを分けるひとつのポイントにもなりえます。

それなのに、その立場の人に向けた動画が見つからない。

主語が違えば、場も分けたほうがいい

社長向けのチャンネルでも、銀行融資の話はしています。
だったら、そこで税理士向けの話もすればいいのではないか。

正直なところ、そう考えたこともありました。チャンネルをもうひとつ持てば、そのぶん手間も増えるわけで…

ただ、同じ「銀行融資」でも、社長に話すのと顧問税理士に話すのとでは、別の話になります。

社長に必要なのは、判断の軸です。
借りるか、借りないか。いつ、どこから、いくら借りるか。

顧問税理士に必要なのは、動き方のほうです。
顧問先から相談を受けたとき、何を聞き、何を見て、どう返すか。

同じテーマでも、主語が変われば、届け方が変わります。

混ぜてしまうと、どちらにも届きにくくなる。社長には細かすぎ、税理士には物足りない。そういうことが起きます。

扱うテーマを変えたわけではありません。
話しかける相手に合わせて、入口を分けた。それだけのことです。

8万人のうち、1,000人に届けばいい

税理士は、いま何人いるか。

日本税理士会連合会によると、2026年6月末時点で82,297名です。

そのうち、僕が届けたいのは1,000人です。

厳密に計算した数字ではありません。
若手から中堅の層で、融資に関心があって、動画で情報を探す人。そう考えていくと、それくらいだろうと。

1,000人に届けば、それでじゅうぶん。そう決めました。

母数が大きいほうが、安心はします。でも、その安心はだいたい何も連れてきません。

8万人に届けようとすると、話す中身がぼやけます。
どの層にも当てはまる言い方を探しているうちに、結局、誰の顔も見えなくなる。

1,000人だと決めると、逆のことが起きました。

届けたい相手の「顔」が見えるのですね。
顧問先から「融資を受けたい」と言われて、いま少し困っている税理士。その人に向けて話せばいい。

母数を捨てたら、話す中身のほうが決まってきました。

知識ではなく、順番を話す

では、その1,000人に何を話すのか。

銀行融資の情報や知識そのもの、ではありません。
その情報や知識を、実際の相談の場でどう使うか。順番です。

僕の言葉でいうと「型」ということになります。

独立して、銀行融資の支援をイチから始めたころ。
知識は増やしていました。本も読みました。それでも、いざ相談を受けると、何を聞けばいいのかがわからない。どこから手をつければいいのかもわからない。

そういう混乱が、しばらく続きました。

このあたりのことは、以前べつの記事に書いています。知識と手順は違うものだ、という話です。

👉 融資相談が重たく感じるのは、知識が足りないからじゃない

チャンネルで話していくのも、この延長にあります。

まとめ

今回のことを、まとめてみます。

  • 届けたい相手を絞ると、場所も分けるしかなくなる
  • 8万人のうち1,000人に届けばいい、と決めた
  • 母数を捨てると、話す中身のほうが決まってくる

最初の1歩

  • じぶんの発信が、だれか1人の顔を思い浮かべて書けているか、いちど確かめてみる

顧問先からの融資相談に向き合っている税理士の方がいれば。
「何を聞き、何を見て、どう整理するか」を、あたらしいチャンネルでも順番にお話ししていきます。

顧問税理士の融資支援チャンネル / 税理士ジョー
👉 https://www.youtube.com/channel/UCpB_p3zZIQQ1feQRnl8oaXQ

当面は、月に2本ほどのペース。
ゆっくり、少しずつ充実させていきます。

8万人に届く言葉を探すより、1,000人の顔を思い浮かべて話すほう。
遠回りに見えて、そのほうが遠くまで行ける気がしています。

この記事を書いた人

1975年生まれ、横浜在住。税理士、発信者、習慣家。2016年に独立以来、きょうまでブログは毎日更新中。近年は、銀行融資支援を得意な仕事にしている。借りれるうちに借りれるだけ借りよ、が口グセ
現在は1日1万歩以上、ひと月150kmほど走る。趣味は、コーヒーとサウナ、読書、散歩、アニメ。スタバでMacがマジカッコいい!と思い続けてる
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